phoka

謹賀新年

2020.01.01

あけましておめでとうございます。

激動の2020年が駆け足で去ってゆきましたね。

みなさまにとってどんな1年だったでしょうか。

私のこの1年はいろんな感情と出逢えた1年でした。

あの春から、さらなる一歩を踏み出すべく計画していた様々な挑戦がはじまるはずでした。しかし、その全てが中止になり、もちろんその後もライブはなかなかできず、いきなり電源を引っこ抜かれたような強制リセット。

冬を迎えたある日、はっと気がつきました。

ああ、私悲しかったんだな。と。

どんな世界になろうとも、私は私としてこの場所でこの身体と共に淡々と繰り返される日々に当たり前のように生きていて。そのなかで、悲しみは人知れず息をひそめここにいたんだな、と。

それに気づけて、なんだか安心しました。もしかしたら、悲しみが「やっと見つけてくれた」と喜んだのかもしれません。

春にはじめたホカラジオ、夏に配信した”なまうた”、秋に参加させていただいた4つのライブ、冬に開いた”冬歌”。

その活動を通して、今まで味わったことのないたくさんの喜びにも出逢いました。

今だから、今でしか、知り得なかったこと。迷い、悲しみ、喜び、落胆、希望・・・・それらは、これからの道の上で必要なかけがいのない”源”になるのだな、と確信しています。

こうして感じられるのも、活動を支え協力してくれた仲間たち、お心を寄せてくれ応援してくれたみなさまのおかげです。

本当にありがとうございました○

2021年、私の心はわくわくしています。2020年に受け取ったたくさんのギフトを、表現を通してお届けできるよう努めて参ります。

さー、どんなことをしようか。なにができるかな。
みなさまと共有できる日を心から楽しみにしています。

あなたもわたしも、ひとりひとりが希望の光源です。
そのことをどうか忘れないでください。

みなさまが健康で、小さな幸せにたくさん出逢える豊かな1年になりますように。

今年も宜しくお願いいたします。

今この瞬間もcovid-19と向き合い続けてくださっている全ての方へ感謝と尊敬を込めて。

2021年1月1日 phoka

photo by Tatsumi Ikarashi